ロマンスカー街づくりに活用 ただの鉄道博物館じゃないロマンスカーミュージアム

単なる鉄道の博物館じゃない?「ロマンスカーブランド」を街づくりに活用

 日本には様々な鉄道の博物館がありますが、この「ロマンスカーミュージアム」は、単なる鉄道の博物館ではないのも大きなポイントです。

 海老名は、小田急が中核駅のひとつに位置づけ、総額およそ600億円(2015年の報道による)を投じて商業施設やマンションなどの再開発をしている街。そこで小田急が長年育ててきた「ロマンスカー」というブランドを活用し、小田急初というミュージアムを設け、「新たな街」のひとつのシンボルにすることで、「海老名」という街への注目度、その街の魅力を高めようとする背景もうかがえます。

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正月にテレビ中継で見る光景も再現された「ジオラマパーク」(2021年3月26日、恵 知仁撮影)。

 展示内容について、特にマニアックな印象はなく、「ファミリーで楽しめる」がもっとも強く感じたところ。

 また、かつてロマンスカーが「走る喫茶室」と呼ばれた当時に車内で提供されたメニュー「クールケーキと日東紅茶のセット」や、沿線のクラフトビールなどが味わえる館内のカフェ「ROMANCECAR MUSEUM CLUBHOUSE」は、駅すぐ横の人通りが多い通路に面し、存在感を漂わせています。そして、入館せずとも利用可能です。

「地域とのコミュニケーション施設にし、イベントなども開催していきたいと考えています。新しい街のシンボルとして、街のにぎわい創出につなげられれば」(小田急電鉄 執行役員 山口 淳さん)

「ロマンスカー」という小田急が持つ鉄道のブランドを、街づくりでも活用して生まれる新しい鉄道の博物館「ロマンスカーミュージアム」。開業は2021年4月19日(月)で、料金は大人(中学生以上)900円、小学生400円、幼児(3歳以上)100円です(3歳未満は無料)。年間パスポートは検討中とのこと。

 なお当面のあいだ、新型コロナウイルス対策のため事前予約制。受付は4月1日(木)12時からです。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. SEとSSEが撮影出来れば、ロマンスカー全形式写真が揃うので、個人的にはそこが楽しみです。

  2. FBにはまた釣り中見出しが。執筆者と別の人が書いているのだろうか。

  3. 子供が見て喜ぶのがロマンスカー

    大人が見て懐かしむのが通勤列車
    昔のは特に