「三菱ふそう」も台湾「ホンハイ」と提携へ “富山の拠点”で電気バス生産

三菱ふそうトラック・バスは2025年8月22日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(フォックスコン)とZEV(ゼロエミッションバス)における戦略的協業を検討する基本合意書を締結したと発表しました。

三菱ふそうの電気バス「ホンハイ」と提携

 三菱ふそうトラック・バスは2025年8月22日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(フォックスコン)とZEV(ゼロエミッションバス)における戦略的協業を検討する基本合意書を締結したと発表しました。

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三菱ふそうのバス。自社開発の電気バスはラインアップしていない(画像:三菱ふそう)。

 ホンハイは電子機器の受託生産で世界最大の企業グループとして知られます。この合意では、ふそうブランドのバス事業強化を目的に、それぞれの子会社である三菱ふそうバス製造(富山市)と、鴻華先進科技(フォックストロン)が電気バスの開発、販売、生産、サプライチェーンマネジメント、販売において協力することが盛り込まれました。

 フォックストロンの開発した大型電気バス「モデルT」および小型電気バス「モデルU」を皮切りに、三菱ふそうバス製造はZEVバスの市場導入の検討など、バスの開発、生産、商品化のための事業プラットフォームの役割を担うといいます。

 乗用車の分野では、すでに三菱自動車がフォックストロンの電気自動車をOEM供給することを検討しています。それに続き商用車の分野でも三菱系とホンハイの提携が進むこととなりました。

 4社は「本合意を起点として、FUSOブランドの強化と新たな日本製のバスの開発に向けた将来のビジネスモデルを検討します」としています。

【こ、これが…】「三菱ふそう」になるかもしれない「ホンハイ系の電気バス」です(写真)

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