コロナ禍の新規就航路線「JTA 中部~宮古」初便搭乗記 機内で「11日間だけ」の珍事に遭遇
JTAが10年超ぶりに打ち出した新路線が、中部~宮古線です。その初便に乗ってきました。満席となった機内では、初便特有の出来事はもちろんのこと、初便特有ではないものの、珍しいものがスクリーンに映されました。
3時間!1000マイル弱!ちょっと海外旅行気分!?
JAL(日本航空)グループで、沖縄を拠点とするJTA(日本トランスオーシャン航空)が「中部~宮古」線を2021年3月28日(日)から開設しました。同社が新規路線を開設するのは、10年以上ぶりといいます。
2020年の夏ダイヤが始まる3月の終わりには、各社が国際線を中心に新規就航路線を打ち出してきましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で新規就航はごくわずか。そのようななか、JALグループでは入国規制により、海外旅行に行けなくなっている状況下で、今後、沖縄方面の国内線を強化する方針を発表しており、中部~宮古線もその一環といえるでしょう。
宮古島は沖縄県といえども、本島からさらに300km弱南西にあり、沖縄本島と台湾のちょうど中間あたりに位置します。フライト時間も中部発では3時間弱と国内線としては長めで、片道あたりの区間マイルは979。海外旅行気分を味わえる就航地なのかもしれません。この初便に乗ることができました。
搭乗口では、JTAのCA(客室乗務員)が三線を演奏し乗客を出迎えます。初便となる28日のJTA135便(中部発宮古行き)は、トレードマーク的な機体のひとつともいえる、美ら海水族館とのコラボレーション塗装機「さくらジンベエ」(ボーイング737-800、機番:JA06RK)が担当。機内はほぼ満席で、乗客の傾向としても、観光に行く人を始め、動画配信者らしき人、折返しにも搭乗するJALグループのファンといった様子です。「レジャー路線」らしく、出張に向かうビジネスマンは、ほぼいないように見受けられました。
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