リニア中央新幹線で毎日はどう変わる? どんな未来になる? いろんな人に聞いてみた
リニア中央新幹線で世の中はどうなる? 寄せられた未来像
そんなリニア中央新幹線が開業したら、どんな世の中になるのでしょうか。JR東海が2020年にその“未来像”を募集したところ、1万通以上が寄せられたそうです。それをまとめたJR東海の冊子「出会いが、変わる。-リニアのあるわたしたちの未来-」から、一部を紹介します。
千葉県 72歳 酪農家の男性
例えば今、神戸の親戚が結婚するとしたら朝晩の搾乳をヘルパーさんに頼まないと絶対に参加できない。けど、リニアに乗れば、朝搾乳してから神戸の結婚式に参加して、帰っても夜搾乳できる。酪農家のように旅行が簡単にできない人たちも、日帰り旅行などに行きやすくなりそうだ。
神奈川県 50歳 男性
私は、神奈川県の橋本から品川まで通勤している。通勤時間はかかるが、緑豊かなこの地に戻るとホッとするし、週末には津久井湖を見るのが楽しみだ。リニアは橋本から品川までを、わずか10分ほどで結ぶ。都心の便利さと、多摩の豊かな自然を当たり前のように享受できるのだ。
東京都 37歳 医師の男性
web会議は便利ですが、温度感を共有することはできません。なので、新たなプロジェクトのキックオフは必ず対面で行っています。臨床、研究、教育を行う忙しい大学病院の医師にとって、大阪へ午後から日帰りしてもいつもと同じ時間に家に帰れるリニア中央新幹線は大変ありがたいです。
長野県 25歳 女性
長野には、伊那・飯田・駒ヶ根という自然に恵まれた観光地があるのに他県の方々に遊びに来てもらえないのは寂しいです…。リニアが開通すれば、伊那・飯田・駒ヶ根方面へのアクセスが一気に簡単に! 都会の忙しい日々に疲れたら癒しを求めて遊びに来てください。自然に恵まれた長野県でお会いできることを心待ちにしております。
大阪府 22歳 男性
新型コロナウイルスを受けて、今ほど「人と直接的に出会う」価値の重要性に気づいた日はありません。リニア中央新幹線が開通した暁には、「ソーシャルディスタンス」ではなく「物理的な距離」を縮めることが実現し、「人と人が直接出会うことが身近になる」未来を思い描いています。
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品川から甲府まで25分、飯田まで45分、名古屋まで40分――。テレワークやワーケーションという言葉も一般的になってきた昨今、リニア中央新幹線が開業したら、その速さを生かしたライフスタイルや地域振興策も出てくることでしょう。単に移動が便利になるだけではなく、社会や生活に変化が訪れ、新しい何かが生まれそうなことも、リニア中央新幹線が持つ面白さかもしれません。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
東京電、中部電管内で季節により電力需給が逼迫するでしょう。
こんな記事を書いてもらわなければならないほどJR東海は焦っているんですね。
2020のアレに通ずるものがあるかも…
そりゃ妨害されてるからだろ。中共のアカの川勝をどうにかしない限り変わらない。