河川排水ポンプに車エンジン活用 背景に施設更新の波 国と三菱ふそう・三菱自が実験【Merkmal】

三菱ふそうや三菱自動車の車両用ディーゼルエンジンが、国土交通省の公募事業「マスプロダクツ型排水ポンプ技術開発」の実証試験に採用された。

河川管理施設の更新コストを削減

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三菱ふそうの中型トラック「ファイター」(画像:三菱ふそう)。

 三菱ふそうや三菱自動車の車両用ディーゼルエンジンが、国土交通省の公募事業「マスプロダクツ型排水ポンプ技術開発」の車両用エンジン部門の実証試験に採用された。三菱ふそうは中型トラック「ファイター」に搭載されている4V20型エンジン、三菱自動車は4WDミニバン「デリカD:5」用のエンジンが選定された。国交省とメーカーは今後、エンジンを用いた河川排水ポンプの実用化を目指す。

 国交省は、コストを削減しつつ、効率的かつ効果的に河川ポンプ設備を更新する手法や技術開発が必要となっていることから、マスプロダクツ型排水ポンプの開発を進める方針だ。

 河川ポンプ設備や水門設備などの河川管理施設は、高度経済成長期から平成に入るまでの間に建設されたものが多く、今後、設置後40年を経過した“高齢施設”が急増。多発する災害もあいまって、施設の更新・増設・新設の需要が高まるという。

 この状況に対処するため、国交省は異業種の自動車業界とポンプ業界が初めて連携することで技術革新によるライフサイクルコストの大幅な縮減を目指している。同省は2020年11月から自動車メーカーや産業機器メーカーを招いて研究会を開催。その後、実証試験の公募とエンジンの選定を経て、2021年4月19日に国交省で基本協定調印式が行われた。実用化に向けた実証試験は、2022年1月から3か月間で計画されている。

 なお、国交省の「マスプロダクツ型排水ポンプ技術開発」事業では、三菱ふそう、三菱自動車のほか、エンジン部門で豊田自動織機、ポンプ部門で荏原製作所、電業社機械製作所がそれぞれ選定されている。

【了】

提供:Merkmal

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【画像】三菱ふそうの4V20型エンジン

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