「おまねこ」オスなのになぜ胸が? SNSを興奮させた基地キャラの“今”…立体化した人に聞く「転出のウワサ」

「ワンダーフェスティバル2025【夏】」の会場で「おまねこ」のガレージキットを展示していた人がいたので話を聞いてきました。

「くん」まで入れるのが正式なキャラ名らしい

 2025年7月27日に千葉県千葉市の幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2025【夏】」の会場では、「当日版権」というシステムを利用し、版元の許可を得て1日限定でアマチュアディーラーがキャラクターのガレージキットやソフビ(ソフトビニールの人形)などを販売しています。

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公開されていた「おまねこくん」のガレージキット(斎藤雅道撮影)

 その中で、かつて航空自衛隊・御前崎分屯基地の公式キャラクターとして注目を集めた「おまねこ」のガレージキットを製作・販売していた方がいたため、お話を伺ってきました。

 ちなみに「ガレージキット」とは、レジンキャストで成形された少量生産の組み立て式模型を指します。アマチュアディーラーが展示している品は彩色済みでフィギュアのように見えますが、販売されている製品は未塗装・未組み立ての部品状態であり、購入者が自分で組み立てと塗装を行う必要があります。

「おまねこ」のガレージキットを販売していた原型師は芳雛さんという方で、このガレージキットは今回を含め、これまでに即売会で4回出展されたことがあるそうです。

 このキャラクターはもともと、2023年3月28日に御前崎分屯基地が発表した全14体の公式マスコットキャラクターのうちの1体でしたが、2024年8月1日付で、基地の公式Xにて、「分屯基地キャラクターとして活躍してくれた おまねこ ハム・チュンチュン は、令和6年8月1日付で御前崎分屯基地から転出します」と発表されました。

 芳雛さんによると、この「転出」は事実であり、「1回目の出展時には、防衛省と御前崎分屯基地から正式に許諾を得ましたが、2回目以降は『転出』後だったため、キャラクターの原案者の方にXを通じて連絡を取り、許諾を得る形になりました」とのことです。

「転出」に至った経緯などの詳細は芳雛さんも把握していないとのことでしたが、版権の許諾については、これまで複数の関係者の承認が必要だったのに対し、現在はキャラクターの原作者のみの承諾で済むようになり、手続きは簡素化されたそうです。

 このキャラクターは、動物的(ケモノ的)要素を持つ人型キャラクターを愛好する「ケモナー」と呼ばれる人々の心をつかむデザインや設定で、「明らかに有識者がいる」とSNSなどで話題になったことでも知られています。ちなみにオスという設定ながら、胸部にふくらみがある点が特徴で、芳雛さんのガレージキットでもその特徴は再現されていました。

 この点について芳雛さんに伺ったところ、「私はネコを飼っているので分かりますが、冬毛の時期のネコは胸部の毛がとてもモコモコするんです。あの描写は、ネコをよく知っている人のものだと思います」と語ってくれました。

 ケモナー向けキャラクターの立体化はまだ珍しいとのことで、「おまねこ」のガレージキット画像をSNSに投稿した際、海外のファンから「販売してほしい」という問い合わせが来たこともあったそうです。しかし「当日版権」というルールにより、事情を説明して丁重に断ったといいます。

 なお、正式なキャラクター名は「おまねこ」ではなく、「おまねこくん」だそうです。そのため、敬称をつける場合は「さかなクンさん」と同様に、「あまねこくんさん」が正式な呼び方になると、芳雛さんは教えてくれました。

【画像】こ、こだわり造形…これが、おまねこくんのお尻部分です

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ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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