トヨタ最終利益2兆円超 コロナ禍でも見通し上回る結果に 「電動化」に積極投資へ【Merkmal】

トヨタが2021年3月期連結決算を発表。営業利益は、2020年5月に示していた見通しの5000億円を大きく上回り、終わってみると2兆1977億円に。販売台数も見通し以上の結果となった。

カーボンニュートラル実現に向けたトヨタのかじ取りは

 今後のクルマづくりの課題をめぐりトヨタは、労使協議会で2本柱を確認した。デジタル化は「3年間で世界のトップ企業と肩を並べるレベルに」、カーボンニュートラルは「日本のモノづくりの基盤550万人の雇用を守りながらカーボンニュートラル社会を実現」というものだ。

 永田准最高コミュニケーション責任者(CCO)は、特にカーボンニュートラルの課題を達成するためには「技術を限定せず、様々な選択肢にチャレンジし、そこに全力を集中していく」と説明。EVはフル対応し、水素エンジン車も新しい選択肢に加えるそうだが、新車だけで対策してもカーボンニュートラルの実効値は上がらないため、販売したクルマへのe-fuel供給にも言及している。

「値段が高くなっては意味がない。世界の顧客にとってサステナブル(持続的)で買い求めやすいものを提供するのが我々の大きな責務」と永田CCOは話す。

 トヨタは、2030年の電動車販売比率について日本95%、北米70%、欧州100%、中国(NMEV+省エネ車、2035年)100%、グローバルの販売台数は電動車800万台、うちBEV+FCEVは計200万台という見通しを立てている。

 この数値目標を踏まえると、電池供給量は現在6GWhだが、30倍の180GWhが必要となる。EVの生産ラインも、同じく現行2本から30倍の60本が必要となるが、ここにも積極的に投資していくという。

 永田CCOは「BEVの開発のリードタイムも現状より15~30%ほど短くしていきたい。また、PHV・HVと同じプラットフォームにBEVも共有化することも今後検討していく」とし、今後もクルマの電動化に全力で取り組んでいくと説明した。

【了】

提供:Merkmal

「Merkmal(メルクマール)」とは……「交通・運輸・モビリティ産業で働く人やこの業界へ進出したい人が、明日に役立つ気づきを得られるニュースサイト」として発足しました。MaaS、CASE、環境への対応、自動運転技術など、変革著しい交通・運輸・モビリティ産業にまつわる最新ビジネス情報を独自の視点で発信しています。

Writer:

「Merkmal(メルクマール)」は「交通・運輸・モビリティ産業で働く人やこの業界へ進出したい人が、明日に役立つ気づきを得られるニュースサイト」として発足しました。MaaS、CASE、環境への対応、自動運転技術など、変革著しい交通・運輸・モビリティ産業にまつわる最新ビジネス情報を独自の視点で発信しています。

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 喜ばしいのか?

    そりゃ、トヨタにとっては文句なしだけどね、ケイレツって今儲かってんだっけ?

    出揃ってからになるけど、もしトヨタだけ大黒字だと搾取し過ぎじゃね?

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス