「このバスの色、どこかで見たことがあるぞ…」不思議なバスが集まる“島”のなんともおおらかな世界

世界自然遺産に登録されている奄美大島で、見覚えのある塗装のバスが走っています。全体的には違う塗装、しかし確かに「見覚えがある」――そんな絶妙なバスが走る島を旅しました。

地域密着の面白い停留所名が続々…

 世界自然遺産の登録地域を擁する鹿児島県の離島・奄美大島には、島を運行することから「しまバス」と名付けられた路線バスが走っています。「しまバス」は社名でもあり、奄美市に本社を置いて路線バスのほかに観光バス、貸し切りバスも手がけています。

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「しまバス」の路線バスで運用されている三菱ふそうトラック・バスの1998年式中型バス「エアロミディMK」(大塚圭一郎撮影)

 筆者(大塚圭一郎:共同通信社経済部次長)が停留所で待っていると、「どこかで見た色」のバスがやって来ました。その塗装には納得の理由がありました。また、バスで島内を巡るとユニークな停留所が次々と出現しました。

 奄美大島の「空の玄関口」の奄美空港(奄美市)には、日本航空(JAL)の羽田空港線や、鹿児島空港と結ぶ日本エアコミューター(JAC)やスカイマークの便が発着しています。奄美空港から奄美市中心部の名瀬へ向かったり、島内を移動したりする足として重宝するのが「しまバス」です。

 奄美空港からは奄美市中心部へ向かうバスが6時50分から18時47分まで出発しており、日中はほぼ30分おきにあります。空港利用者には大きな荷物を抱えている旅行者が多いため、中型バスを運用していました。

 途中では、地域密着の施設名から付けられた面白い停留所名が相次いで出現します。「ばしゃ山」(奄美市)は近くにあるリゾートホテル「奄美リゾート ばしゃ山村」に、「ビッグII前」(龍郷町)はスーパーマーケット「ビッグツー奄美店」にそれぞれ由来します。ビッグII前の二つ先には「だいわ大熊店前」があり、こちらもスーパーの店舗名です。

 奄美市中心部(名瀬)でもランドマークを示す停留所名が相次いで出現し、一例として「しまバス本社前」や「奄美市役所前」、ホテルウエストコート奄美の前にある「ウエストコート前」といった具合です。奄美空港からウエストコート前までの所要時間は55分前後で、運賃は大人1100円です。

【あああ確かに!】これが不思議な塗装のバスの“元ネタ”です(写真)

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