マツダ「電動化」に本腰 2025年までに13車種 2030年にEV25%・電動化100%へ【Merkmal】

新たな安全運転支援技術「Mazda Co-pilot」2022年から導入

 さらに2025年以降は、様々な車格やボディタイプのEVモデルに適応できるマツダ独自のEV専用プラットフォーム「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャー」を導入。2030年にかけて複数のEVモデルを導入するという。

 この計画により、2030年時点での生産における電動化比率は100%、EV比率は従来の5%から25%に上がる見込みだ。

 安全運転支援の面は、自動運転コンセプト「Mazda Co-Pilot Concept(マツダ・コ・パイロット・コンセプト)」に基づく商品を新たに展開。2022年からは、ドライバーが突然の体調不良を検知した際に、自動車専用道路は路肩、一般道は同一車線に自動運転で停車し緊急通報を行う「Mazda Co-pilot 1.0」を導入。2025年以降は、一般道でも路肩に退避する「Mazda Co-pilot 2.0」への進化を計画している。

 通信・ソフトウェアの面は、MaaS(Mobility as a Service)や、無線通信によるソフトウェア更新(Over the Air:OTA)などへの対応に向けて、基盤となるソフトウェア技術の開発を強化する。あわせて、マツダのほかスズキ、スバル、ダイハツ、トヨタの5社で次世代車載通信機の技術仕様を開発し、通信システムの共通化を進める。

 このほかマツダは、車両内外の迅速な情報通信を実現する次世代「電気電子アーキテクチャー」(Electric Electronic Architecture:EEA)の開発推進や、同社の「人」中心の開発哲学をこの先のカーボンニュートラル時代、CASE時代にも継承していくことなどを掲げている。

【了】

提供:Merkmal
「Merkmal(メルクマール)」とは……「交通・運輸・モビリティ産業で働く人やこの業界へ進出したい人が、明日に役立つ気づきを得られるニュースサイト」として発足しました。MaaS、CASE、環境への対応、自動運転技術など、変革著しい交通・運輸・モビリティ産業にまつわる最新ビジネス情報を独自の視点で発信しています。

【画像】今後の電動化商品計画

Writer: Merkmal編集部

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コメント

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1件のコメント

  1. 旗竿地で軽しか入らないんだけど電動化からは取り残されていく…