JR東海と深い関係「山口蓬春記念館」とは 文化勲章の日本画家 吉田五十八の建物

JR東海生涯学習財団が、日本画家「山口蓬春」の記念館を運営しています。なぜ鉄道会社が運営に関わることになったのでしょうか。その記念館は山口蓬春の自宅を使ったもので、「制作空間」を感じられるのも大きなポイントです。

圧巻の画室 そして「葉山」という場所

 現在は記念館になっている山口蓬春の自宅建物は、近代数寄屋建築の名匠とされる吉田五十八が設計。特にその画室は、圧巻でした。開口部分がとても大きく、飛び込んでいくる庭の風景が、迫力ある絵のようです。また、収納できる大きな引き戸で明かりを調整可能に工夫されています。

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山口蓬春の画室(2021年6月、恵 知仁撮影)。

 画室には絵皿なども並べられ、往時の創作風景が浮かび上がってくるよう。新緑が鮮やかな庭園は、季節ごとに花が咲くそうです。訪問時はアジサイが咲き、大きな梅の実がなり、早春の風景も思い起こされました。

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神奈川県立近代美術館の葉山館に展示されていた山本正道「遺跡の見える風景」(2021年6月、恵 知仁撮影)。

「山口蓬春記念館」のすぐ近くには、神奈川県立近代美術館の葉山館も立地しており、また違ったアートをあわせて楽しむことができます。

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レストラン「ラ・マーレ」のメニュー。サワラを天ぷら風に(2021年6月、恵 知仁撮影)。

 葉山町は御用邸やそうした美術館のほか、別荘地やマリンスポーツなどでも知られる地です。葉山マリーナ近くの、フランス風創作海辺料理を楽しめるレストラン「ラ・マーレ」など、食も充実。葉山町に鉄道は通っていませんが、JR逗子駅、京急逗子・葉山駅から路線バスが出ています。

【了】

【地図】「葉山」はどこにあるか? 鉄道はありません

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 「国鉄逗子海の家」が気になる。隣は京急海の家だったとか、もっと遡ると湘南電鉄が金沢八景に海の家を持っていたとも(いつまで?)。 

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