環七は自転車で走りやすい? 山手通り/環八と比べてみた

東京23区西部を南北に貫く山手通り、環七通り、環八通りのうち、環七は自転車で比較的走りやすいとも聞きます。実際にはどうでしょうか。それぞれ一長一短あり、区間により状況も異なってくるようです。

環七の一部を自転車で走ってみた

 これらに対して環七は、アップダウンもそれほどではなく、本線は多くの主要道路と立体交差(立体部は自転車通行不可)していますが、自転車は地上の平坦な交差点を進むことができます。ただし、西武新宿線や西武池袋線と立体交差する箇所など、自転車は下りて歩道の階段を押し歩いたり、環七を離れて迂回せざるを得なかったりする箇所もあるので注意が必要です。

 人口が多い世田谷区や大田区などの環七を実際に自転車で走ってみます。片側2車線以上が整備され、基本的に白い矢印の「自転車ナビマーク」と青い矢印の「自転車ナビライン」が整備されています。つまり車道の左端を通行することになりますが、子供を乗せて走るような場合はいざ知らず、車線幅も広いためクルマへの恐怖感は小さい印象です。

 ただし、路上駐車やバスも多く、通行量は目黒区によると1日7万台超、そのうち3割がトラックなど大型車とのこと。常時混雑する環八と比べると、日中は比較的穏やかな通行量といった感じですが、朝夕は混雑します。また、世田谷区北部や杉並区などの片側3車線区間では、クルマとの距離がかなり近くなるところも。区間によって道路状況や交通量も異なってきます。

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青い矢羽根形の自転車ナビラインが整備された交差点(シイナ撮影)。

 自転車は、コロナ禍において“密”にならない移動手段として注目される一方、都内における自転車絡みの交通事故は、2010(平成22)年の36.2%から、2020年は40.6%まで上昇しています。自転車道の整備に関して、東京都は2012(平成24)年に「東京都自転車走行空間整備推進計画」を策定し、その後、都知事が変わっても推進してきた経緯があります。

 さらに2021年5月にはコロナ禍の自転車需要を受けて、2040年代までに都道の約1800kmで自転車の走行空間整備を目指すと発表していることから、どこまで実現するのか注目です。

【了】

【走りやすい?】環七の自転車環境を写真でチェック

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