「路上駐車」減ってる? 9年間のアンケートで初めて3割下回る 停める人の心理は
駐車環境が整備されてきたのでしょうか。
路上駐車「危ない」9割
コインパーキングなどを運営するパーク24は2021年8月2日(月)、路上駐車に関するアンケート調査の結果を公表しました。同社のサービス「タイムズクラブ」会員を対象とし2月に実施したもので、有効回答者数は6816人となっています。
アンケートにて「2年以内に路上駐車をした経験がある」と回答したのは29%で、調査を開始した2013(平成25)年と比較すると16ポイント減少、また今回初めて、3割を下回ったといいます。
路上駐車した理由については、「駐車場にとめるほどの時間ではなかったから」が53%で最多でした。「近くに駐車場がなかったから」30%、「駐車場が満車だった」3%となっており、約3人に1人は、駐車場に停めたくても停められないことを理由に、路上駐車をしていることがわかったとしています。なお、この回答の傾向は過去に実施した結果と比較しても大きな変化はないということです。
一方、「路上駐車が原因で危ないと思ったことがある」との回答は9割を占め、例年同様だったそう。パーク24は、短時間であっても交通事故が起きる可能性があり、緊急車両の妨げになることもあるとしています。
ちなみに、駐車違反の取締り件数は年々減少傾向にあるものの、2019年は110万件を超えています。警察庁のデータによると、同年の駐車車両が原因となる交通事故(※)は1899件で、47名が死亡しているそうです。
※駐車車両への衝突事故と駐車車両に起因した事故の合計。
【了】
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