ロシア軍 最新攻撃ヘリコプターKa-52M「アリゲーター」を発注 ロステック

テールローターがなく、コックピットが並列複座になっています。

製造はロシア極東部で実施

 ロシアの国営企業ロステックは2021年8月25日、ロシア国防省とKa-52M戦闘ヘリコプターについて初の納入契約を交わしたと発表しました。

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ロシアのKa-52戦闘ヘリコプター(画像:ロステック)。

 Ka-52は「アリゲーター」という愛称を持つ、二重反転ローターが特徴の2人乗り攻撃型ヘリコプターで、その最新型がKa-52Mになります。ロステックによると、Ka-52は世界最高峰の攻撃ヘリコプターであるものの、戦闘能力を向上させるためにアップデートが必要だったとのこと。近代化改修が施されたKa-52Mは、いかなる気象状況下においても従来よりも優れた戦闘能力を有しており、夜間を含め使用できる武器の種類が拡大しているといいます。

 夜間戦闘における索敵範囲は倍になっているほか、UAVとの連携も可能になっており、より効率よく索敵・目標選定が可能なフェイズドアレイ・アンテナ(APAA)を備え、戦闘行動半径も既存タイプよりも向上しているとのことです。

 Ka-52Mは、すでにロシア極東部の沿海地方にある完成機組立工場で生産が始まっており、8月中に最初の機体がロシア陸軍に引き渡される予定にあるとしています。

【了】

【ロケット弾の発射も】デモ飛行を行うKa-52戦闘ヘリ

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