「夜景映えする新幹線駅」誕生か 夜に浮かび上がるひかり

まず武雄温泉~長崎間で建設が進んでいる西九州新幹線。夜景の見事さで知られる長崎のその駅は、設計にあたって夜景を考慮しているといいます。ポイントは「屋根」です。

「日本新三大夜景」1位の長崎市

「夜景映えする新幹線駅」が誕生しそうです。

 いま建設が進んでいる、西九州新幹線の長崎駅。その屋根は、膜を使った構造になっています。

Large 210825 nagasaki 01

拡大画像

建設が進む西九州新幹線の長崎駅内部(2021年7月、恵 知仁撮影)。

 大きな理由は、「夜景」です。

 長崎は夜景の見事さで知られる街で、2018年に(一社)夜景観光コンベンション・ビューローが認定した「日本新三大夜景」でも、長崎市は1位。

 新たに生まれる西九州新幹線の長崎駅は、この夜景のなかに誕生することを考慮して、屋根を「白い膜」にしたとのこと。

 新幹線長崎駅ホームの明かりは、白い膜で柔らかい光となって夜景へ浮かび上がり、「長崎の夜景」を進化させます。

 西九州新幹線は2022年秋頃、まず武雄温泉~長崎間で開業の予定です。

【了】

【未来予想図】「日本一の夜景」に映えている新幹線の駅

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. ありがとうございます。開業がますます楽しみでありますね。