京都・福井県境にトンネル建設へ 国道27号で測量調査開始 冬季安定通行に期待

舞鶴~小浜間の道路がさらに走りやすくなります。

過去には立ち往生車両による通行止めも

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京都・福井の府県境で行われる道路改良事業(画像:国土交通省)。

 国土交通省近畿地方整備局 福知山河川国道事務所は2021年9月下旬から、国道27号の京都・福井の府県境部のバイパス道路建設事業「青葉改良」について、測量や調査を開始しています。

 国道27号の府県境では峠越えの急勾配や急カーブが続き、2012(平成24)年の豪雪時には立ち往生車両の発生により通行止めが発生するなど、安定的な通行に課題が生じていました。

 今回の道路改良事業では、府県境部を新たなトンネルでバイパスすることで、アップダウンと急カーブを解消します。現道はJR小浜線を北側へ回り込んでいますが、バイパス道路は小浜線の南側に建設されます。

「青葉改良」は今年4月に新規事業化。まずは基準点測量のほか地質調査と水文調査が開始され、2月までに地形測量や路線測量が完了予定。その後は設計や用地取得へ進むことになります。

【了】

【トンネルが建設される場所とルート】

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