海上自衛隊向け4900トン型油槽船「YOT-01」今治で進水 新来島どっく

就役は2022年春の予定。

新来島どっくが建造する初の防衛省向け船舶

 海上自衛隊は2021年10月20日(水)、新来島波止浜どっく(愛媛県今治市)において、新規建造された油槽船「YOT-01」の進水式を実施しました。

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海上自衛隊向け4900トン型油槽船「YOT-01」の進水式の様子(画像:海上自衛隊)。

 この油槽船は2019年度予算で計画された「4900トン型油槽船」の1番船で、2022年春に就役予定とのこと。役割は、各地に点在する海上自衛隊の拠点へ製油所から燃料を運ぶためで、海上自衛隊がこのような大型油槽船を保有するのは初となります。

「YOT-01」は日本海事協会が定めた、いわゆる「NK規則」と呼ばれる船舶規格に準拠して建造されています。なお、親会社の新来島どっく(東京都千代田区)は2020年3月に契約額50億6000万円で2隻を受注しているため、残る1隻も2022年7月の就役を目指して現在、建造が進められています。

 同社が防衛省向けの艦船を建造するのは、今回が初めてとのことです。

【了】

【写真】船台を滑り降りる海自向け大型油槽船

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