60余年も不変の「新車」!? ロシアの荒野を駆けるプロ機「UAZ(ワズ)」に乗ってみた

ロシアで60年以上ほぼ変わらずに生産され続け、現在でも新車で購入できる「UAZ(ワズ)」。ロシアでは働くクルマですが、日本ではホビーとして密かな人気のワンボックスカーに乗ってみました。

日本でも買える!

 60年以上、ほぼ変わらないUAZですが、近年は限定モデルも積極的にリリースされています。2018年にはUAZ450誕生60周年記念として、ランドローバーのヘリテージグリーン&ホワイトをまとった「2206ジュビリー・エディション」や、ルーフキャリア&グリルガード付きバンパー、ウインチなどが備わった冒険旅行仕様の「3909SGRコンビ・エクスペディション」が発売されています。

 また、UAZには、ジープ型SUVの「ハンター」もラインナップされています。こちらも1972(昭和47)年に誕生した「UAZ469」から約50年間、ほぼ変わらずに生産されている、いわば長寿モデルです。ハンターのボディサイズは、全長4050mm、全幅1775mm、全高1950mm。シャシーは、ラダーフレームに前輪コイル、後輪リーフスプリングのリジッドサスペンション。エンジンや駆動系は2206などのワンボックス型と同じものを用いています。

 このUAZ、実は日本でも買えます。東京・千駄ヶ谷の「ルパルナス」は、このクルマのプリミティブな魅力に惹かれ、ロシアからシベリア鉄道とフェリーで直輸入しているといいます。ルパルナスでの価格は、諸費用消費税オールインで乗り出し390万円からとのこと。

 ルパルナスでは、納車前に、各部の点検、予防的調整、改良を施し、特注のクーラーを装着した上で、ユーザーに引き渡しているそうですが、新車といっても基本設計が古く、故障も少なくないとのことなので、オーナーになるには知識と覚悟が必要かと思われます。

 話によると、現在、UAZを購入しているお客さんは、自分でメンテナンスや豊富なアフターパーツでのカスタムを楽しんだり、車中泊用にベッドを設えたり、バイクや自転車を積んで出かけたりしているそうです。「ハードルは高いですが、本気でUAZと向き合っていただければ、地獄の一丁目までしっかりフォローします」(ルパルナス)とのこと。

 ロシアの働くクルマであるUAZが、ここ極東の日本でホビーとして楽しまれ、密かな人気を得ているとは、ロシア人もビックリでしょう。

【了】

【さすが60年選手!】UAZの多彩すぎるバリエーション

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雑誌やWebで、クルマ、映画、TV、トイ、模型などの記事を編集、執筆。ただし、ジャンルはかなり偏っております。マイカーは、ここのところほぼアメ車ばかり乗っています。好きな映画は『処刑ライダー』。

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