ANAスタッフのマジ訓練を"高みの見学"できるツアー誕生 国内初の濃い企画を体験 狙いは?
ANAグループの総合訓練施設ANA Blue Baseで、国内で初めて「主要職種のスタッフ訓練の様子を一般見学ツアーとして公開する」という取り組みがスタート。その施設を取材してきました。どのような狙いがあるのでしょうか。
訓練エリアの上部がガラス張りに…
2019年にオープンしたANA(全日空)グループの総合トレーニングセンター「ANA Blue Base(ANA ブルーベース)」で2021年12月10日(火)より、新たな一般見学ツアー「ANA Blue Base Tour『見学×体感』ツアー」を開催します。
今回のツアーは、「航空会社の主要職種の訓練施設や実際の訓練の様子を一度に見学できる」というものです。ANAによると日本初というこの企画。実施に先立って、実際の施設の内容が報道陣へ向け公開されています。
見学できる職種は地上係員、CA(客室乗務員)、貨物・グランドハンドリングスタッフ、整備士、パイロットの6つ。それぞれの訓練エリアの上部がガラス張りの見学ゾーンとなっており、時間帯によっては、たとえばプールや可動式のモックアップ(実物大模型。国内初導入)を用いた乗員の保安訓練など、ナマの訓練の様子を、ガイドの案内を聞きながら俯瞰で見学することができます。
各エリアには職種紹介のパネルがあり、そこには実際の制服や整備士の実物工具などが展示されています。担当者も「エリアによっては訓練が見られないところがあるので、内容を知っていただけるようにパネルや映像を使うなどの工夫を凝らしました」と話します。
ただ、今回のツアーの工夫は、それぞれのナマ訓練が見られるだけではありません。
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