ゴールド免許更新の「オンライン講習」詳細判明 通知は今月から マイナンバーとの一体化構想も
ゴールド免許所持者を対象とした更新時のオンライン講習、その詳細がわかりました。まずは4道府県で実証、その後に全国へ拡大します。更新にあたりオンラインでできること、リアルで行うことの双方がありますが、所要時間は短縮されそうです。
マイナンバーカードで本人証明 リアル手続き大幅時短
ゴールド免許所持者を対象とした講習を、スマートフォンを使ったオンラインで受講。運転免許センターなどでの手続きは、申請と新しい免許の受取だけ――という「オンライン更新時講習」モデル事業の概要がわかりました。講習場所や実施時間に縛られることなく受講できるので、免許更新にかかる時間の短縮ができそうです。
警察庁はマイナンバーカードの電子証明書を活用し、ゴールド免許更新希望者のオンライン講習を北海道、千葉県、京都府、山口県の4道府県で実施します。モデル事業として2022年2月1日から開始し、当面は2023年3月末日までの継続を目指しています。
該当する地域の在住者には、オンライン講習が可能であることが記載された免許更新通知はがきが、早ければ今年12月24日頃から届く予定です。
オンライン講習では、受講前に更新申請者と免許保持者が同一人物であるかをマイナンバーカードの署名用電子証明を利用して証明します。他人が代理で受講する不正を防止するためです。スマートフォンの場合はICチップの内容を読み取ることのできるアプリをインストールし、パソコンの場合はICカードリーダーを使って、まずはマイナンバーカードが読み取れるようにします。
次に、受講者情報登録画面で免許証番号を手入力して、受講までの準備が完了です。
オンライン講習では、法令改正の内容、在住地域の事故状況、運転の留意点など1コマ10分の動画を3本、合計30分視聴します。優良運転者講習の時間は、免許センターなどでリアル講習を受ける場合と同じです。オンライン講習の優れた点は、1コマごとに区切っての受講も可能なこと。確認したい場合にコマごとに戻って再受講が可能であることです。
講習終了後は、確認テストを1コマごとに行います。免許取得試験と違って、テスト結果が悪くても更新に影響することはありません。「受講状況確認」まで進み、講習が終わりましたと表示される段階までいくと、受講済みになります。
ただ、適正に受講していることを証明するために、終了ごとに合計3回、自撮り画像を送る必要があります。送付画像は新しい免許を受け取る更新手続きに訪れた時、警察官が受講した本人であることを確認するために使われます。
オンライン講習の方が手間がかかる気がする…
いいね。
それで空いた手で違反者の追加講習を始めよう。