黄色じゃなくていいのか「軽自動車の白ナンバー」4年間で起きた揺り戻しと今後
黄色の意味がなくなっていた? 揺り戻しも
黄色のナンバープレートが導入されたのは1975(昭和50)年のこと。それまでは2輪車と同じサイズの白地に緑文字のナンバープレートが付けられていました。
このとき軽のナンバープレートは、被視認性の高い普通乗用車と同じサイズに変更されましたが、高速道路の料金徴収や交通違反の取り締まりのため普通車との識別が必要で、見分けを容易にするためにナンバープレートの色を変えることになりました。多くの有料道路で軽の通行料金が普通車に比べ割安なのは現在も同じですが、当時は高速道路における制限速度も普通車より低かったのです。
しかし、いまやETCが普及し、いわゆるオービス(速度違反自動取締装置)やNシステム(ナンバー自動読み取り装置)の精度もアップ、軽の高速道路における最高速度も普通車と同じく100km/hに引き上げられています。識別の意味も微妙になってきたなかで、白地をベースにしたラグビーとオリパラの特別仕様ナンバーのデザインがOKとされたわけです。
しかしその後、軽の白ナンバーに若干の揺り戻しが起きました。2018年10月から登場した「地方版図柄入りナンバープレート」では、軽のプレートに黄色い外枠が加えられたのです。理由はずばり、視認性の向上。軽の白ナンバーの運用を始めたところ、有人の料金所での誤徴収や、判別し辛いという意見が出てきたそうです。
さらに、その外枠もプレートカバーを付けると見えなくなってしまうため、2022年春からの交付が予定されている新たな「全国版図柄入りナンバープレート」では、外枠の左上部分に塗色が追加されます。
現在のところ、ラグビーナンバーやオリパラナンバーのような白地だけをベースにした特別仕様プレートの交付予定はありません。ちなみに、こうした特別仕様ナンバープレートは、変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用が可能です。使用を終えた時は、不正使用防止用の穴を開けることで、プレートを記念に受け取ることもできます。
【了】
料金徴収での誤徴収の問題は、黄色が導入された時点で、既に答えは出ているはず。黄色い枠という案はその時点で出なかったのだろうかと疑問に思う。
黄色い枠付が最初から導入されていれば、軽自動車の白ナンバーの払い出しはもっと少なかったでしょうね。
ついでですが、ナンバープレートが何のために付けられているのかを考えれば、ちょっと離れただけで数字の識別がしにくくなる絵入りが導入されたことも疑問ですね。ひき逃げなんかあってもナンバーが分からない事例が増えるんじゃないですかね。
透明のカバーですら角度を変えれば見にくくなるとのことで禁止された訳ですから。
車はどんどん進化している、特にスタイルのいい外車、国産も良くなったこともありナンバープレートも進化させないといけません。
漢字を英文で品川ーSinagawa、はーHa、番号も少し小さくセンスのいい字体、プレートは横長でセンスが必要です(ヨーロッパふう)