イタリア海軍の次代を担うか 多目的哨戒艦「パオロ・タオン・ディ・レヴェル」就役

パトロール、軽輸送、海賊対処なんでもやります。

乗員90人のほかに海兵隊員なども収容可

 イタリアの造船メーカー、フィンカンティエリは2022年3月18日(金)、イタリア海軍向けに建造した新型哨戒艦「パオロ・タオン・ディ・レヴェル」が就役したと発表しました。

「パオロ・タオン・ディ・レヴェル」はタオン・ディ・レヴェル級哨戒艦の1番艦として2017(平成29)年5月9日に起工した船です。全長133m、幅は16.5mで、排水量は約6000トン。主機関はコンバインド・ディーゼルとガスタービン電気推進を組み合わせた「CODAGOL」と呼ばれる方式で、最大速力は約32ノット(約59.3km/h)です。

 主武装は64口径127mm速射砲1門、62口径76mm速射砲1門、25mm機関砲2基、12.7mm機関銃4基。このほかにも対艦ミサイルや対空ミサイルも装備します。

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タオン・ディ・レヴェル級哨戒艦の1番艦「パオロ・タオン・ディ・レヴェル」(画像:フィンカンティエーリ)。

 なお、乗員数は約90人ですが、この他に最大90人程度の海兵隊員や司令部スタッフなどを乗船させることが可能であり、そのためのベッドなども備えているとのこと。またヘリコプターの運用能力も有しており、飛行甲板とともに船体後部にはNH90もしくはAW101艦載ヘリコプター1機を収容可能な格納庫も設けられています。

 イタリア海軍はタオン・ディ・レヴェル級を多目的海洋哨戒艦(PPA)と位置付けており、領海警備や海洋救難、密輸監視のほか、海洋環境の保護、大規模災害時の住民救護、商船の護衛などにも用いる計画です。

 そのため、高い汎用性を付与するために任務に応じて装備を換装できるよう、各種機器をモジュール式にしているほか、将来的に新たな機能を付与する場合もユニット式で比較的簡単に搭載できるよう設計されているといいます。

 イタリア海軍はタオン・ディ・レヴェル級哨戒艦を7隻調達する計画で、2022年3月現在、すでに4番艦「ジョヴァンニ・デレ・バンデ・ネーレ」まで進水を果たしています。

【了】

【喫水線下の形状に注目】まるで旅客機のような操舵室&就役式典の様子

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