宮崎カーフェリー新造船「フェリーたかちほ」見てきた! 快適さ段違い 「稼げる農業」の強い味方に

船内は現在の船より“てっげ(とても)快適!“

「フェリーたかちほ」の煙突の “ファンネルマーク”には、空を舞うトンビがあしらわれています。このマークは、同社の前身である「日本カーフェリー」「マリンエクスプレス」時代のデザインを復刻したもので、かつて神戸~日向細島港の航路を担っていた「高千穂丸」(1998年引退、売却の後にギリシャで就航中)「美々津丸」などにも描かれていました。

 かつては関東でも同様の船が、川崎・浮島港に就航しており、見覚えがある方もいるでしょう。黄金色に縁取られたファンネルを、懐かしそうに眺める人の姿も見られました。

 乗船早々、「みやざきエクスプレス」より入口のエスカレーターが格段に広くなっていることに驚かされます。今回の新造船では通路や共用スペースを大幅に見直したといい、窓の広いラウンジも設置されています。トロピカルフルーツをイメージしたという暖かい色調に包まれた空間は、景色を眺めて座っているだけでも快適そのものです。

 船内の個室は現行の29室から216室まで一気に拡充し、プランも「プレミアム」「ファースト」などが追加。パウダールームやペットテラスも設置され、その快適さはこれまでの船体を大きく上回ります。また、乗船ターミナルにもスロープを設けるなど、バリアフリー動線も改善されています。

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ファンネルのトンビのマーク(宮武和多哉撮影)。

 そして、宮崎の農業を担うトラックドライバー向けの個室「ドライバーシングル」も100室以上が準備され、外に向いた景色が良い一角にドライバー専用レストランも設けられました。

 ただ、「みやざきエキスプレス」などにあった宮崎県のご当地ポケモン「ナッシー」の巨大なプリントが見当たらないのは残念なところ。しかし売店ではナッシーグッズをはじめ一通りの土産物、そしてもちろん“御船印”(御朱印の船バージョン)も扱っているそうです。

【ゲームコーナー健在!】フェリーたかちほ内部を写真で見る

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