岐大バイパス「岐阜市内立体化」事業着手へ 国道21号の事故・渋滞多発区間

5kmにわたる新たな高架橋が整備されます。

県内事故多発区間の半数を占める場所

Large 220410 gihu 01

拡大画像

朝夕を中心に著しく渋滞する岐大バイパス(画像:国土交通省)。

 国土交通省 岐阜国道事務所は2022年4月18日(月)、岐阜市内の国道21号岐大バイパスの立体交差事業について、この2022年度に着手すると発表しました。先あたって5月21日(土)には「中心杭打ち式」が行われます。

 この事業は、岐阜県庁に近い薮田交差点周辺の延長5.0kmについて、交差点をバイパスする高架橋を整備するものです。現在の一方向あたり3車線から、一方向あたり「地上2車線+高架2車線」となります。

 事業区間は岐阜県内有数の渋滞発生区間であるほか、事故も多発しています。岐阜県警の2020年発表のデータでは、県内のワースト10時点の5つを占めており、最多の茜部本郷交差点(41件)、次いで薮田交差点(38件)、下薮田交差点(5位、31件)、茜部中島交差点(7位、30件)、茜部中島3丁目交差点(同左)が区間内にあります。日本損害保険協会が毎年発表している「全国交通事故多発交差点マップ」にも、薮田交差点などがランキング入りしています。

 2021年7月に都市計画の変更決定を実施。詳細な道路構造の検討が進展したことから、いよいよ測量や用地調査へ入っていきます。

【了】

【ついに始動「岐阜市内立体」事業の概要】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。