「第2の外環道」延伸にむけ概略ルート検討へ 埼玉新都心線から東北道つなぐ

さいたま見沼ICからさらに東へ延伸します。

環境アセスメントの前段階まで目指す

Large 220410 saitama 01

拡大画像

首都高埼玉新都心線のさいたま見沼IC(画像:Google Earth)。

 国土交通省 大宮国道事務所は2022年4月27日(水)、2022年度の事業概要を発表。その中で、首都高埼玉新都心線のさいたま見沼ICから東北道付近へむすぶ道路構想について、概略ルートおよび構造の検討を進めるとしています。

 この路線は「核都市広域幹線道路」という首都圏の道路網構想の一部として位置付けられています。外環道と圏央道の中間あたりで神奈川・東京・埼玉・千葉の「業務核都市」を結ぶという漠然としたコンセプトがあるのみで、具体的なルート帯は決まっていません。

 国土交通省は2021年7月に「関東ブロック新広域道路交通計画」を策定しましたが、そこに「核都市広域幹線道路」に位置付けられた路線があります。埼玉県では高規格道路として「東埼玉道路延伸」、構想路線として「埼玉~横浜、埼玉~千葉」、東京都では構想路線「1号線延伸」、神奈川県では「相模野幹線」がそれぞれ明記されています。

 今年度中に「計画段階評価を進めるための調査」を実施すると発表された今回の「新都心線延伸」は、それらの中で「埼玉~千葉」にあたる部分。概略ルートおよび構造が固まれば、いよいよ環境アセスメントの手続きに入り、自治体での都市計画決定とあわせて、事業化という流れとなっていきます。

【了】

【「見沼延伸」と「核都市広域幹線道路」の壮大な構想ルート】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。