埼玉の首都高“ダブル延伸”なるか 事業進む圏央道方面のいま 東北道方面も優先検討

首都高の北の終点、さいたま見沼出入口から東北道までの延伸計画が具体性を帯びてきました。これに先行して進んでいるのが、国道17号バイパス上の首都高を北へ伸ばす「新大宮上尾道路」の事業。こちらはどのような状況なのでしょうか。

「新大宮上尾道路」どこまで進んだ?

 2021年12月10日(金)、国土交通省 大宮国道事務所が立ち上げた埼玉県東西軸道路検討会にて、首都高のさいたま見沼出入口と東北道をつなぐ区間が優先検討区間に位置づけられました。中途半端な位置で途切れている首都高S2埼玉新都心線の延伸、その可能性が高まってきたといえます。

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与野JCTから北へ延びる新大宮上尾道路のイメージ(画像:首都高速道路)。

 これに先行して、首都高の埼玉地区ではもう一方の延伸事業が進められています。S5埼玉大宮線の与野JCT以北、圏央道方面へ首都高を延ばす「新大宮上尾道路」の事業です。

 新大宮上尾道路は、与野JCTから圏央道の桶川北本ICを越え、鴻巣市に至る25.1kmの自動車専用道路とされています。このうち与野JCT~上尾南間の8.0kmが2016(平成28)年度に事業化されました。既存のS5埼玉大宮線から連続する形で、国道17号バイパス(新大宮バイパス、上尾道路)の上に作られる高架構造の道路です。

 圏央道までは事業化していないものの、8.0kmの区間は、慢性的な渋滞が発生している三橋二丁目交差点や三橋五丁目北交差点(いずれもさいたま市大宮区)、国道16号とインターチェンジ構造で接続している宮前IC(さいたま市西区)などをまたぐため、これらの渋滞緩和が見込まれています。

 背景にあるのが圏央道などの開通です。圏央道から都心方面へのアクセスが不十分ななかで、国道17号バイパスなどでは南北方向の通過交通が流入しているといいます。新大宮バイパスは片側3車線が確保されていますが、事業化されている約8.0km区間は平日朝の旅行速度が約13km/hと著しく低く、渋滞による追突事故も多発しているそうです。

 この区間は国道17号バイパス中央部の用地が活用されます。2021年11月には、全線で最初に発注された宮前地区の橋梁基礎工事を清水建設が受注しました。この工事の期限は2025年3月いっぱいとされており、橋脚などの構造物が本格的に姿を現してくるのは、それ以降と考えられます。

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