埼玉高速鉄道の「岩槻延伸」は実現するか 延伸線予定地 その現状とダイヤを予想してみた

赤羽岩淵駅と浦和美園駅を結ぶ埼玉高速鉄道線は浦和美園駅から先への延伸構想がありますが、具体的な構想が出てきているのは岩槻駅までです。浦和美園~岩槻間の現地の様子をレポートするとともに列車ダイヤも予想してみます。

この記事の目次

・具体的な延伸構想は浦和美園駅から岩槻駅まで
・延伸線予定エリアの現在の様子を見る
・沿線には「武州鉄道」の廃線跡も
・岩槻延伸なるか?

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具体的な延伸構想は浦和美園駅から岩槻駅まで

 埼玉高速鉄道の埼玉高速鉄道線は2001(平成13)年に開業した、東京都北区の赤羽岩淵駅から埼玉県さいたま市緑区の浦和美園駅を結ぶ14.6kmの路線です。南側の赤羽岩淵駅から東京メトロ南北線に乗り入れ、一部列車は東京メトロ南北線に接続する東急目黒線まで乗り入れています。

 現在、埼玉高速鉄道線には浦和美園駅から北にあるさいたま市岩槻区の岩槻駅を経由して埼玉県蓮田市の蓮田駅までを結ぶ延伸構想があります。そのうち、具体的な構想が出てきているのは浦和美園駅から岩槻駅までの区間です。

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現在の埼玉高速鉄道線終点、浦和美園駅(2021年1月、鳴海 侑撮影)。

 今回は岩槻駅への延伸構想について現地の様子や今後の展望も交えて紹介します。

延伸線予定エリアの現在の様子を見る

 埼玉高速鉄道線の延伸構想はさいたま市内で完結するもので、緑区の浦和美園駅から岩槻区の岩槻駅までの7.2kmに複線の延伸線を建設し、途中駅を含め3駅を新設するというものです。延伸線の沿線は人家が密集しているエリアではなく、岩槻駅近くの市街地を除いた大半を高架で建設する方向で考えられています。途中駅は「埼玉スタジアム2002」の近くに臨時駅か本設駅を1駅(仮称:埼玉スタジアム駅)、目白大学の近くに1駅(中間駅、現在のところ仮称はつけられていない)を設ける方向で延伸構想を具体化する話が進んでいます。

 では、まずは延伸線予定エリアの現在の様子を見ていきましょう。

 現在、埼玉高速鉄道線の終点になっている浦和美園駅周辺は鉄道開業以降まちづくりが進み、大規模マンションや新しい戸建て住宅が建ち並ぶエリアになっています。東北自動車道の浦和インターチェンジ(浦和本線料金所)が近く、クルマ利用も便利なエリアで、大型商業施設として「イオンモール浦和美園」や「ウニクス浦和美園」があります。大規模病院の建設計画もあり、今後もまちづくりが進められていく伸びしろのあるまちです。

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浦和美園駅周辺の市街地。開業から約20年経ち、マンションやビジネスホテルもできている(2021年1月、鳴海 侑撮影)。

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Writer: 鳴海 侑(まち探訪家)

1990年、神奈川県生まれ。私鉄沿線で育ち、高校生の時に地方私鉄とまちとの関係性を研究したことをきっかけに全国のまちを訪ね歩いている。現在はまちコトメディア「matinote」をはじめ、複数のwebメディアでまちや交通に関する記事を執筆している。

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