世界最強の攻撃ヘリ「アパッチ・ガーディアン」最新型 オランダ軍へ納入 ボーイング

オランダではAH-64「アパッチ」を空軍が飛ばしています。

V6は「バージョン6」の略

 オランダ国防省は2022年10月26日、同国軍向けのAH-64E V6(バージョン6)初号機が製造元のボーイングから引き渡されたと発表しました。

 オランダ向けのAH-64E V6は新造機ではなく、既存のAH-64Dを改修する形で納入されるとのこと。2022年10月現在、オランダは空軍で28機のAH-64Dを運用していますが、全機がE V6にバージョンアップされる予定だといいます。

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オランダ空軍向けのAH-64E V6(画像:オランダ国防省)。

 説明によると、AH-64E V6に改修するにあたり、ボーイングの工場で完全オーバーホールされ、トランスミッションやローターブレードなど機体の主要部材は新造品に交換されているそう。また、エンジンも出力が向上し、ミッション周りも高効率なものに換装されたとのことです。

 なお、今回納入された初号機はこのあと、テキサス州フォートフッドに送られ、そこでオランダ人操縦士と整備士のトレーニングに供される予定です。なお、計画では2023年初頭からトレーニングを開始し、同年10月にオランダ本土へ飛来するといいます。

 残る27機のAH-64E V6は、今後段階的にオランダ空軍に引き渡され、最後の機体は2025年半ばに納入される予定です。オランダ国防省では、性能が向上したAH-64E V6を2050年まで運用すると説明しています。

【了】

【国連所属としての運用も】オランダ空軍が使用するAH-64D攻撃ヘリの飛ぶ姿

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