「やじろべえ」みたいな“ロッキードの旅客機” 実は超優秀だった? 日本じゃ導入ナシの隠れ名機

アメリカの航空機メーカー、ロッキードが手掛けた旅客機でベストセラー機となったのが、「やじろべえ」のような外観を特徴とする「コンステレーション」シリーズです。どのような旅客機だったのでしょうか。

1943年1月9日に初飛行

 2023年現在、軍用機を主力製品としているアメリカの航空機メーカー、ロッキード社(現在はロッキード・マーチン社)は、かつて民間機の分野へもすそ野を広げていた歴史があります。そんな同社の歴史のなかでもベストセラーとなった旅客機が、1943年1月9日に初飛行した4発プロペラ機、「コンステレーション」シリーズです。

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トランスワールド航空塗装のロッキード「コンステレーション」(画像:アメリカ空軍)。

「コンステレーション」シリーズは、一般的なプロペラ旅客機とは一線を画すユニークな形状をしています。

 胴体は一般的な筒状ではなく、細い機首から中央部にかけて直径が太くなり、主翼後方から後部にかけてまた細くなるというもの。尾部には3枚の垂直尾翼が並ぶほか、長い脚が備わり、腰高な見た目が特徴としていました。そのデザインは日本人には「やじろべえ」のようにも見えますが、当時は特徴的な外観から「空の貴婦人」と呼ばれています。

【…やじろべえ!】明らか異質な「コンステレーション」全貌&機内など

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コメント

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1件のコメント

  1. 敬意があるなしの問題ではなく日本と欧米では名前に対する感覚が違う。日本人には名前は親密すぎて恥ずかしい感覚が湧くのだ。日本の会社でみんなファーストネームで呼び合うようになったら人名のついた空港も出来るんじゃない。