まさにカプセルホテル 消防の仮眠室を段ボールで“個室化” 署員歓迎
ちゃんと各部屋にはコンセントと電灯が完備。
耐久性は十分 5年程度使用する予定
岐阜県南西部の大垣市、神戸町、安八町、輪之内町、池田町の5自治体を管轄区域とする大垣消防組合は2023年1月18日、南分署(大垣市横曽根)の仮眠室にダンボール素材の個室仮眠室を設置したと公式ツイッターで発表、その様子を公開しました。
大垣消防組合によると現在、新型コロナの影響により、消防署についても感染防止対策の観点などから仮眠室の個室化が推進されつつあるとのこと。そういったなか、南分署および東分署の仮眠室は大部屋で、そこで働く署員らは眠っている最中もマスクを外せないほか、より集団感染のリスクを抱えつつ勤務していたそうです。
最適解は建屋の建て替えですが、南分署および東分署はまだその計画がないため、費用対効果の観点から、この段ボール素材の個室仮眠室を設置するに至ったといいます。
設置する際に、メーカーの担当者からこの種のものを設置するのは全国でも初めてのケースだと言われたそうで、説明してくれた職員も、確かに近隣の消防組合などでも導入した事例は聞かないと話してくれました
段ボールとはいえ、強度は十分で5年あまりは使用する予定とのこと。なお大垣消防組合のツイートでは「男心をくすぐる秘密基地、ではありません」「これで集団感染の不安は解消」などと明記していました。
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