絶好調ランボルギーニ スーパーカーならぬ「スーパーSUV」が売れまくる、全く現実的な理由

ランボルギーニは2022年の全世界販売台数が、ブランド史上最高の記録になったと発表しました。この好調を支えているのがSUVの「ウルス」です。スーパーカーならぬ“スーパーSUV”などとも呼ばれますが、一体どのようなものなのでしょうか。

ランボルギーニ好調で話題のスーパーSUV

 アウトモービリ・ランボルギーニは、2023年1月13日、2022年の全世界販売台数が9233台を記録し、同メーカー史上最高の記録になったと発表しました。この販売車種のうち、スーパーSUVの「ウルス」は全体売上の6割を占め、前年比7%増の5367台を売り上げ、同メーカーの好調を支えました。

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疾走するランボルギーニ・ウルス(画像:ランボルギーニ)

 同メーカーの販売台数は3000台前後だったものが、2018年に「ウルス」が加わると、同年に5750台、2019年には8205台へと急伸しています。こうしたスーパーカーブランドのSUVは、“スーパーSUV”などと呼ばれることもあり、世界的に需要が伸びているようです。もちろん、背景には2010年代以降のSUVブームがあります。

 アメリカと中国では、SUVがセダンを抜いて最も売れている車種となっているほか、イギリスでは2008年から2017年までの10年間でSUVのシェアは3倍に。2019年に欧州で売れたクルマのうち37%をSUVが占め、2021年になると41%まで増加しています。

 この間、日米の自動車メーカーのみならず、BMW、ボルボ、アウディ、ポルシェなどの欧州のメーカーもSUVを作り始めました。なかでもポルシェ「カイエン」は、スーパーSUVの元祖ともいわれるモデルで、十分なオフロード走破性を持ちながらスーパーカー級の動力性能を持つ車両として、発売当初の不評を覆し、2020年代にはポルシェの売り上げの6割をSUVにするほどの人気となりました。

【え…「SUVじゃありません」?スーパーSUVの数々(画像で見る)

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