絶好調ランボルギーニ スーパーカーならぬ「スーパーSUV」が売れまくる、全く現実的な理由
お値段もスーパーSUV、なぜ売れる?
この流れは高級スポーツカーや高級車専門に製造しているメーカーにも波及。まずは2015年9月にベントレーがSUVタイプの「ベンテイガ」を発表します。その後、2018年にはランボルギーニが「ウルス」、ロールス・ロイスが「カリナン」を市場に送り出し、2019年11月にアストンマーティンが「DBX」を発表するなど、スーパーSUVのジャンルが確立していくこととなります。
もちろん値段も“スーパー”で、「カリナン」などは4000万円を超えます。それでもスーパーSUVは世界で売れ続ける背景には、「気軽に乗りやすい」ということがあります。
一般的に車高の低いスーパーカーの場合は、乗降性や積載性、最低地上高の低さなど、様々な問題に気を配る必要があり、普段使いには向きません。こうした心配が少ないSUVは、気軽に乗れるスーパーカーという認識が高まっているようです。メーカー側でもそう意識しているようで、ランボルギーニの会長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は「ウルスは、最もスポーティなSUVと毎日乗るランボルギーニの決定的な組み合わせを求める人々にとって、その魅力が証明されています」と普段使いできる点をアピールしています。
2022年9月にはついにフェラーリも「プロサングエ」というスーパーSUVに相当するクルマを発表しました。見た目はSUVのそれですが、フェラーリではこだわりとしてSUVとは呼称せずに「4ドアスポーツカー」としています。
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