娘「いらない」オタ親「欲しい!」な自衛隊グッズとは? キラキラノベルティじゃないのよ“隊員用”は

市販品にない文字が入るだけで「レア度」マシマシに

 娘は、小さい頃にもらったシールを今も大事にしている一方、最近ではボールペンなどの実用品を愛用するようになってきました。それを見た海上自衛官である夫やこさん。何を思ったか「パパが持っている自衛隊グッズをあげようか」と、我が子に広報官ばりの“勧誘の手”を広げます。なんというリクルート魂。

 しかし、差し出されたのは「防衛省・海上自衛隊」「防衛省共済組合」と書かれただけのボールペン。そう、自衛隊は広報用の華やかなグッズを作る一方で、隊員向けグッズになると唐突に色気をなくすのです。

 私から見たら、内部でしか流通しない、このぶっきらぼうなデザインの方がポイント高く、逆にこよなく愛しているのですが、子供からすると、やはりキャラクターや乗りものがあしらわれたグッズの方に心ときめくよう。広報グッズの奥の深さを思い知った出来事でした。

【了】

【マンガを読む】地本グッズはあなどれない

Writer: たいらさおり(漫画家/デザイナー)

漫画家・デザイナー。夫のやこさん、娘のみーちゃんと暮らすのんきなオタク。海自にはまってからあれよあれよと人生が変わってしまった。著書「海自オタがうっかり『中の人』と結婚した件。(秀和システム)」「北海道民のオキテ(KADOKAWA中経出版)」各シリーズ発売中。

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