バグってる? 隣の駅より数駅先までの方が運賃安いんですが… JR線にある“ルール”

隣の駅ならば最も安い運賃で行ける――とは限らないのがJR線です。ある“特例”により、隣の駅よりも乗り換えに乗り換えを重ねた駅までの方が運賃が安い、ということがあります。

「真の隣駅」までは38.6km!?

 JR・相鉄直通線で相鉄との境目になるのが羽沢横浜国大駅です。同駅のJRの運賃表は、明らかに不思議なことが、開業当時はよく話題になりました。

 隣駅の武蔵小杉までは320円なのに、同駅から2路線も3路線も離れた京浜東北線の「鶴見駅」が180円、鶴見線の各駅も180円~230円、京浜東北線の新子安や東神奈川も230円、といった具合です。

 これも、武蔵小杉駅や羽沢横浜国大駅が東海道本線の支線上に位置するための特例です。横須賀線が品川~横浜間で経由する通称「品鶴線」や、JR・相鉄直通線の設定上の起終点は、鶴見に設定されています。つまり運賃計算上、羽沢横浜国大の隣駅は鶴見なのです。しかし、どちらの運転系統の列車も鶴見駅は通過するだけとなっています。

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羽沢横浜国大駅。2023年3月に相鉄新横浜線が開業したことで分岐駅となり、「武蔵小杉(JR線方面)」の上に「新横浜」の記載が加わった(乗りものニュース編集部撮影)。

 このため、「羽沢横浜国大~武蔵小杉」の1駅16.6kmが320円なのに対し、「羽沢横浜国大~武蔵小杉~(横須賀線)~横浜~(京浜東北線)~鶴見」の38.6kmという大移動で、横須賀線と京浜東北線の乗車区間を運賃計上しないという特例が働き、180円で行けてしまうのです。鶴見線の各駅や新子安、東神奈川の運賃も、鶴見からの続きになっています。

 こうした特例は紹介した区間以外にも存在し、横須賀線やJR・相鉄直通線にかかる扱いについても、様々なパターンが想定されています。

【了】

【え…】駅員さん計算バグってますよ!? な駅の運賃表(写真で見る)

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