目が回る!首都高・加平ランプは元祖「ぐるぐる型」しかもダブル!? なぜ渦巻きになったのか
東京都足立区にある首都高6号三郷線の「加平出入口」はグルグルと渦巻く特異なランプ構造です。こんな形になったのは都内ならではの理由にあるそうです。
二重渦巻き構造が左右に2つ
東京都足立区にある、首都高6号三郷線の「加平出入口」。この出入口のランプは特異な構造で、蝶が蜜を吸う口のようにグルグルと渦巻きながら、地上と高架をつないでいるのです。
首都高の出入口の多くは、高架の本線と地上をつなぐ単純なスロープ型で、「西方面から出る・西方面へ入る」のように片側を向いていますが、この加平出入口は上下線で出入りができる珍しい「フルIC」の構造です。
「渦巻きランプ」は首都高の東西に計2つあり、西側は環七通り東行き、東側は西行きの車線と接続するようになっています。それぞれ「出口ランプ」が内側、「入口ランプ」が外側の二重構造になっています。
葛飾方面から来た車(環七の西行き)が外環道方面(三郷線北行き)に行く場合、ぐるっと一周して料金所、さらに半周して本線へ右側から合流することになります。ドライブする上では路面標示や案内標識に従って進めば迷うことはありませんが、あらかじめ動線を把握しようとすると、なかなか複雑で厄介です。
外観デザインも特異で、渦巻き部の橋桁は丸柱とアーチ窓の連続で支えられており、古代ローマの円形闘技場「コロッセオ」を彷彿とさせます。
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