目が回る!首都高・加平ランプは元祖「ぐるぐる型」しかもダブル!? なぜ渦巻きになったのか
なぜこんな「ダブル渦巻き」になった?
このような「渦巻きランプ」は2010(平成18)年に開通した大橋JCT(C2中央環状線・3号渋谷線)が有名ですが、加平出入口の開通は1985(昭和60)年。つまり、首都高にいくつかあるこの種の構造の「元祖」と言ってもいいでしょう。
では、なぜこの構造が採用されることになったのでしょうか。首都高は「他の出入口とは異なり、1つの入口から首都高の上下線へ合流していく構造のため、高架下を駆け上がるシンプルなランプにできません」と話します。都内であり用地取得を最小限に抑える必要があることから、動線を1か所にまとめた円形立体ループ状になったとのことです。
さらに、接続するのが環七通りという交通量の多い道路なので、首都高へ出入りするのに右折待ちがあると渋滞の原因になります。そこでランプを2か所設け、それぞれ環七通りの東行き・東行きを担当させることで、どの交通も左折でスムーズに分岐・合流することができるわけです。
【了】
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