「どの道で行きます?」知らないはずないのに…タクシーでルートを聞かれるのはなぜか 聞かなきゃ危ない!?
タクシーに乗って目的地を言うと、「どの道で行きますか?」「〇〇道を通って行きますか?」などと聞かれることがあります。明らかにベテランっぽい人でも聞いてくるのはなぜなのでしょうか。
ルートを聞くのはひとつの作法?
タクシーに乗って目的地を言うと「どの道で行きますか?」「〇〇道を通って行きますか?」などと聞かれることがあります。“いや、知らないよ…”と心の中で思っている方も多いかもしれませんが、明らかにベテランっぽいタクシー運転手も聞いてくることがあるのは、一体なぜなのでしょうか。
都内の大手会社で勤務するタクシー運転手に道を聞く理由を聞くと、意外な返答が。「トラブル回避のためです」とのこと。
タクシー運転手になると、お客さんに道を聞くという行為は、始めに教えられることのひとつだというほど、基本的なことのようです。というのも、お客さんが希望する目的地までのコースは必ずしも、タクシー運転手やカーナビが想定している最短ルートと同じとは限らないからです。すると「なぜ遠回りをするのか?」と、お客さんの満足度低下にもつながります。
また、特に重要になるのが「新宿駅まで」などと、大きな駅を目的地として頼まれるケースだそう。「新宿とか渋谷は、お客さんと想像している入口が違うと、かなり時間がかかってしまうので、『南口を目指すなら、このルートがいいと思いますが』という形で細かく聞きます」とのことです。
ほかにも、高速道路の降り口なども、聞き間違うと大変なことになるので、入念に確認を取るとのことでした。
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