「プロペラ3つ!?」米陸軍向け次世代攻撃ヘリ「レイダーX」プロトタイプ公開 シコルスキー

見事採用を勝ち取るか、はたまた試作で終わってしまうか?

初飛行は2023年中を予定

 アメリカのヘリコプターメーカーであるシコルスキー社は2023年10月10日、現在開発中の新型機「レイダーX」のプロトタイプを公開しました。

「レイダーX」は、アメリカ陸軍が推し進めている「将来型攻撃偵察機」(Future Attack Reconnaissance Aircraft)の候補機として開発されたものです。

 通称「FARA(ファラ)」と呼ばれるこのプロジェクトは、2014(平成26)年に退役したベル製の偵察・観測ヘリコプターOH-58「カイオワ」の後継を生み出すために、2018年からアメリカ陸軍により開始された計画で、ベルとシコルスキーの2社で競われています。

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シコルスキーが開発中の将来型攻撃偵察ヘリコプター「レイダーX」(画像:シコルスキー)。

「レイダーX」は、基本的には既存のヘリコプターと同じ構造ですが、メインローターが二重反転ローターになっており、テールブームの最後端には推進プロペラを搭載しているのが特徴です。これにより既存のヘリコプターを上回る高速性と機動性を獲得しているといいます。

 なお初飛行は2023年中を予定しており、遅くとも2028年までに選定の可否が決まる模様です。

【了】

【武装するとこんな感じ!】機関砲やミサイルを取り付けた状態の「レイダーX」

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