近所で同じ駅名なのに…「全種別停まる」「各停しか停まらない」天国と地獄!? 2会社どうして差が付いた

その理由は「たまたまそこが重要結節点」だったから!?

都内の2会社の駅

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隣り合う2つの曳舟駅(画像:Google Earth)。

 都内ですぐそばに隣り合う、同じ駅名の2つの鉄道会社の駅。しかし、いっぽうは「特急も一部が停まり、一般電車はすべて停車」する主要駅なのに、もういっぽうは「各停以外は全部通過」という扱いです。どうしてこんなに差が付いたのでしょうか。

 その駅は、東武の「曳舟駅」と、京成の「京成曳舟駅」です。

 京成曳舟駅は、押上駅と本線の青砥駅をむすぶ支線の途中にあります。押上駅はもともと京成の東京側ターミナルであった主要駅でしたが、さらに現在は都営地下鉄浅草線へと直結し、東京スカイツリーの最寄り駅に昇格しています。

 京成押上線にはもともと急行があり、途中の京成曳舟・京成立石にも停車していました。しかし成田スカイアクセス線が開業した2010年に廃止され、今では京成曳舟・四ツ木・八広・京成立石はまるごと「各停しか停まらない途中駅」となっています。

 いっぽう東武の曳舟駅は、古くから「東武亀戸線」の分岐駅として、主要ターミナル駅たる扱いでした。そもそも亀戸線自体が浅草方面より歴史が古く、都心直結アクセスを図る計画で作られたものでした。さらに半蔵門線が直通開始するようになると、押上から地上に出た地下鉄が本線に合流する駅として、曳舟駅は「3方向分岐」の重要拠点に格上げされたのです。

 地下鉄方面への通勤アクセスを考慮し、特急「りょうもう」「きぬ」「けごん」「アーバンパークライナー」「スカイツリーライナー」は朝夕を中心に停車。一般列車も昼間は1時間に浅草方面6本、半蔵門線方面6本が発着しています。

 とはいえ、各停しか停まらない京成押上線も、昼間に1時間6本は確保され、10分に1本は電車がやってくるダイヤ。朝8時台の青砥方面は19本もの電車がやってきて、通勤・通学の需要に合わせこまれています。京成曳舟駅は2015年の高架化で3階建ての立派な駅舎になり、決して「閑散駅」という赴きではありません。

【了】

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