新宿駅の「西口地下ロータリー」に異変!? 足場組まれ「解体か!?」の声も 名物スポットは今後どうなるのか

では、いま現地で何をやっているの?

 西口地下ロータリーの今後については、方針だけで詳細は何も決まっていません。では、今現場で工事用仮囲いが設置されているのはなぜなのでしょうか。

「将来的に新宿駅の北半分、解体中の旧小田急百貨店のあたりに、JR新宿駅を大またぎする空中の東西自由通路『線路上空デッキ』が完成する予定です。その工事準備のため、中央通りから西口へ、ロータリーの真ん中をまたいでいく仮設スロープが建造されていきます。現場の仮囲いは、そのためのものです」(同担当者)。

 新宿駅の東西の行き来の不便解消は長年の課題でした。2020年にようやく地下の「東西自由通路」が完成しましたが、最終的にJR上空がまるまる橋上駅舎「新宿セントラルプラザ」となり、東西が一体化されて巨大な空中移動経路となる見込み。旧小田急百貨店の解体にめどがついた今、いよいよその橋上駅舎の工事の段階に入ろうとしているのです。

 現在、来年4月までの仮囲い計画が都から発表されています。それによると、仮設の橋台・スロープが覆いかぶさる旧小田急百貨店のエリア、つまりJR改札前の地下通路から出て小田急方面、また京王方面へ向かうエリアに、複数の囲いが現れる予定です。西改札や小田急・京王から都庁方面への通行には影響ありません。

 なお地下ロータリーでは来年4月ごろまで夜間の車両規制も行われる予定で、都庁方面からの通り抜けと、地上からのロータリーが、それぞれ通行できなくなる見込みです。

【了】

【画像】これが「新宿駅西口」で行われている工事の内容です

テーマ特集「【特集】生まれ変わる街 駅前にタワマン…全国「駅前再開発」事情」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。