やっぱり大量発生「ノーマルタイヤで立ち往生」国も怒りの「法令違反です!」雪シーズン本格化
やっぱり起きてしまったようです。
現場写真も公開
今年も雪のシーズンが本格化してきました。特に、平野部では何ともなかったのに、峠越えをすべく山間部に入った途端、雪まみれの路面に遭遇するといった「路面環境の急変」が起きやすい時期でもあります。
そのため、国や自治体など道路管理者は、11月中から「降雪が確認されつつあるため、早めの冬用タイヤ着用を」と呼びかけ、現場の状況を画像付きで逐次公開しています。
そんななか11月18日に、広島・島根両県の山間部で、さっそく「ノーマルタイヤで立ち往生」を含む事故案件が6件も発生。6件中5件が明確に「ノーマルタイヤ車」でした。場所は庄原市の松江自動車道、津和野町の国道9号。時間帯はいずれも8時から10時までのまだ寒い時間帯でした。
中国地方整備局は同22日付で「冬用タイヤの早期装着について(注意喚起) 」というリリースを発出。「積雪・凍結道路ですべり止めの措置をとらない運転は法令違反となります(※編注:「法令違反」部分は赤字で下線付き)」と強調しています。
昨年も同様の注意喚起を行ってきた中国地方整備局。それでも相変わらず発生し続ける「ノーマルタイヤで立ち往生」案件に、1月には「いまだにノーマルタイヤ装着車両の通行があります」とあきれ顔の文面に。担当者は「今回は強い文面で発表させていただきました」という事態になっていました。
今年はさらに高頻度で情報展開を行っている、各道路管理者。現場を管理する浜田河川国道事務所は「おかげさまで、11月18日以降はそのような案件はまだ発生していません」と話します。周囲に迷惑をかけるノーマルタイヤ雪道走行、昨年より減らすことはできるでしょうか。
【了】
コメント