空母化改造の護衛艦「かが」異色の試験を実施! 大量の水で甲板を“丸洗い”する機能とは?
「かが」の甲板に虹が!
護衛艦「かが」が甲板散水装置の試験を実施
海上自衛隊の第4護衛隊群は2023年12月、護衛艦「かが」が軽空母への改造工事の一環として、甲板散水装置の試験を行ったと発表。公式X(旧Twitter)で、試験の様子を公開しました。
「かが」は、ヘリコプターを複数同時運用可能な、いずも型護衛艦の2番艦として進水し、2017年に就役。呉基地を拠点とする第4護衛隊に配備されています。
軽空母化改修では、艦首形状の変更や飛行甲板上の耐熱塗装、標識の塗り変えなどを実施。2023年10月には、艦名と艦番号の筆入れが行われています。改修により、艦首付近の形状は、これまでの台形からアメリカ海軍のアメリカ級強襲揚陸艦のような長方形になったことが外観上の大きな変化です。
今回試験が行われた甲板散水装置は、核兵器による放射線や生物・化学兵器などから艦と乗員を守るための装置です。甲板に設置されたノズルから大量の水を放出し、汚染物質を洗い流す役割があります。「かが」だけでなく、海上自衛隊の他の艦艇も備えています。
第4護衛隊群が公開した試験の写真を見ると、大量の水で甲板が丸洗いされ、虹が出現しています。
【了】
コメント