「どこでもいける空港の管制塔」メリットがすごい! どのようなときに役立つのか

航空機の運航のコントロールに欠かせない空港施設が「管制塔」です。しかし、高い塔の代わりになる、移動式の施設内で管制業務を行う取り組みが世界中で進んでいます。そのメリットはなんなのでしょうか。

「司令塔」ゆえ狙われやすい!

 空港において航空機の運航を見守り、離着陸のコントロールを行う要の施設が「管制塔」です。しかし、航空自衛隊では2003年に「移動管制隊」を編成し、車両タイプの移動式管制塔と、移動式ラプコン(進入管制用レーダー)、それに移動式タカンと呼ばれる無線標識装置を装備しています。どのような理由からなのでしょうか。

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サーブが開発した移動式管制塔のイメージ(画像:サーブ)。

 基地や空港で一番高い管制塔は、文字通り“司令塔”といえ、目立つため攻撃目標にもなりやすく、有事でダメージを受けた際は滑走路と同じように一刻も早い復旧が望まれます。

 移動式管制塔については、同じ目的や臨時に設置した基地への展開に向けて、たとえばスウェーデンのメーカー、サーブも開発しています。

 航空自衛隊が持つ移動式管制塔J/TSC-701は、トレーラータイプの“走る管制塔”です。トレーラーには小屋のような管制シェルターがあり、これを載せた床(架台)が最大8mまで持ち上がり、管制シェルターの視界が確保されます。しかもこの移動式管制塔はC-130H輸送機やCH-47Jヘリコプターにより吊り下げて空輸できるということです。

 一方、サーブが「r-TWR Deployable」と名付けた、「即応展開デジタルタワー」は、伸ばしたマストの頂部に360度の視界を確保したテレビカメラやセンサーを用いているのが特徴です。つまり、人が直接的に航空機の発着を確認するのではなく、カメラを介して把握するものです。

【コレが管制塔?】「よく見るやつ」とはぜんぜん違う移動式管制塔外観

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