中途半端にもほどがある! 伊丹空港「1828m滑走路」のナゾ 普通はキリのいい長さなのに
伊丹空港の滑走路が1828mになった経緯
関西エアポートは、長さが決まった経緯を次のように話します。
「A滑走路がこの長さとなったのは、大阪空港として再出発した当時の改修工事が関係しているといわれています。工事の際に使用されていた長さの単位は、日本で一般的な『メートル法』ではなく、アメリカなどが用いている『ヤード法』でした。1828mはヤード法に換算すると2000ヤードとなり、この長さが採用され、現在に至っているとされています」(関西エアポート 広報部)
また多くの空港では、航空機の大型化やその需要の拡大とともに、滑走路長も延伸されていくことが一般的です。しかし伊丹空港では空港周辺の用地取得が難しいことなどから、それが難しかったそうです。
なお、伊丹空港には1828m滑走路のほか、もう1本滑走路が設置されています。こちらの長さはキリがよく3000mです。
このほか、国内空港の中途半端な長さの滑走路の例としては、新潟空港A滑走路があります。その長さは1314mです。
【了】
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