滑走路に描かれたナゾの番号「変更します!」 成田B滑走路「34R/16L」から「34C/16C」へ…そのカラクリ
将来、3本目の滑走路がオープンする予定の成田空港。これにともなって、B滑走路の番号が「34C/16C」へ変更される予定です。そもそもこの番号は何を意味し、なぜこの番号がわざわざ変更されるのでしょうか。
滑走路の「方位」を示す
成田空港が運営するNAA(成田国際空港)が、「滑走路整備計画の概要」改訂版を2024年4月に公開。ここには新たなC滑走路の供用開始にともなって、第2ターミナル側にあるB滑走路(現34R/16L)の番号が「34C/16C」へ変更される記載があります。
こうした番号やアルファベットは、滑走路の路面に大きく書かれているものですが、そもそも何を意味し、なぜわざわざ変更されるのでしょうか。
滑走路の両端には、どの民間空港においても、こういった「二桁の数字」が必ず振られています。空港によってはその数字の下に「L」「R」といったアルファベットが続くケースもあります。
この数字は「指示標識」と言われる滑走路標識で、滑走路が設置されている方位を意味します。真北を0度(360度)とし、そこから時計回りに滑走路の伸びている方位が10度刻みで記されています。たとえば、その滑走路が真東に伸びている場合であれば「09」、南は「18」、西は「27」といった具合にです。なお、真北の場合は「0」ではなく「36」となります。
また、ANA(全日空)の公式Facebookでは、次のような投稿も見られます。
「羽田空港の34L、34Rという滑走路は進入方向は約337度ですので、その10分1を四捨五入して34となりました」
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