極東最大の米軍基地「嘉手納」ナカはどうなってる? 戦闘機ズラリ、ショッピングモールに学校…でもなんかある!
極東で最大のアメリカ空軍基地として知られる沖縄の嘉手納基地。その内部はどのようなものなのでしょうか。機体の整備風景や居住区などを取材しました。
肉薄してわかった機体のピカピカ感!
極東で最大のアメリカ空軍基地として知られる沖縄の嘉手納基地。その内部はどのようなものなのでしょうか。現在基地に展開中の戦闘機F-22、F-16、そして間もなく基地から姿を消すF-15C/Dの整備風景や、基地内居住区などを取材しました。
嘉手納基地に配備された戦闘機は、基地に隣接し観光スポットとして知られる「道の駅かでな」の展望台から見ることができます。機体は、滑走路を挟んで望む三角屋根の連なるハンバーに格納されています。
もともと配備されていたF-15C/Dは、老朽化による段階的な削減のため米国本土に戻りつつあり、今は10機に満たないとのこと。このため、暫定的にいま配備されているのがF-16とF-22です。
F-16はサウスダコタ州空軍(ANG)第114戦闘航空団が来ています。F-22はバージニア州のラングレー基地から第1戦闘航空団第27戦闘飛行隊と、ヒッカム基地からハワイ州空軍(ANG)第199、第19戦闘飛行隊の所属機が到着しています。いずれも4月にやってきており、日本国内の報道によると両機種とも機数は12機ということです。
F-22は4月27日の嘉手納基地でのアメリカフェストと5月18、19日の横田基地友好祭でも展示されましたが、今回の撮影のため用意されたF-22はハンガーの端に置かれ、規制のロープが張られて置かれていました。
そのため、時間の許す限り観察したところ、電波吸収性を持つ塗装には剥げや小さな塗り直しも見当たらず、前世代の戦闘機によく見られた整備扉や外板の継ぎ目に出来る汚れもナシ。機体表面は「ステルス機ゆえに入念に整備されている」という形容そのままでした。胴体脇と下の兵器倉の扉もぴたりと閉められ、機体表面の段差や凹凸を極力なくしステルス機能を損なわないつくりが明瞭に分かりました。
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