「ホンダジェット=上級国民専用飛行機」の常識変わるかも? 「カーシェア」ならぬ「ジェット機シェア」今後拡大へ
一度は乗りたい!
地上の移動手段とも連携
ホンダが2024年6月より、国内で同社発のビジネスジェット「ホンダジェット」のシェアサービスを開始します。まず法人向けにサービスを提供し、今後一般客(エンドユーザー)への拡大も検討していくといいます。これにより、これまで「上級国民の乗りもの」とされてきた「ホンダジェット」が、一般人にとって身近なものになるかもしれません。
エンドユーザー向けにこのサービスを提供する企業はアルピコグループや株式会社Japanticketなど。シェアサービスでは、ホンダジェットへの搭乗を中心に、搭乗の前後で使用する地上のモビリティとも連携した移動サービスをホンダグループが提供します。搭乗する際は、出発地から機体のすぐそばまで、空港ビル内を通過せずにクルマに乗ったまま移動することができ、到着空港でも、降機後すぐに駐機場内で待機するクルマで最終目的地に向かうことができるようにするとのこと。またこのサービスでは利用空港に関わらず、移動距離に応じて一律のわかりやすい価格設定を設定するとしています。
同社によると、日本には、地方都市間の移動において、定期航空路や長距離鉄道などの公共交通による移動が不便な区間が多く存在しているとのこと。同社はこうした区間をホンダジェットで結ぶことで、移動の大幅な効率化や地方の活性化、遠隔地における医師訪問の容易化などに貢献することを目指しているとしています。
「このたびのシェアサービスは、ビジネスジェットの可能性を「所有」から「利用」へと拡大し、より自由で快適な移動を提供することを狙いとしており、今後、一般のお客様向けのサービスの拡大や、多様なモビリティとの連携を視野に入れ、検討を進めていきます」(ホンダ)
【了】
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