「料金未納」「時間超過」だらけでいいのか? 路上のパーキング・メーター&チケット 機器の歴史は不正の歴史?
路上のパーキング・メーター、パーキング・チケットは、どちらも短時間駐車の需要に応えるもの。その機器は不正対策とともに進化してきました。それでも“未納”が目立つ現状があります。
パーキング・メーター/チケット そもそも違いは?
時間貸し駐車場の料金が高い都市部の繁華街で、“ちょっとした用事”を済ませるときに便利なのが、パーキング・メーターやパーキング・チケットです。どちらも路上に描かれた駐車枠にクルマを停めるというルールは共通ですが、使い方は異なっています。
パーキング・メーターは、駐車車両を感知するセンサーを搭載した本体装置が枠ごとに設けられ、利用者は駐車後ただちに「作動手数料」を支払います。本体装置は駐車時間を表示するディスプレイを備えており、駐車からの経過時間を示します。
パーキング・チケットは、いくつかの駐車枠ごとにチケット発給設備が用意され、利用者はこの発給設備に「発給手数料」を支払い、チケットを受け取ります。チケットには発給年月日、時刻と、終了時間(駐車が認められる時間の終了時刻)が印字されており、利用者はフロントウインドーなど、車内前方の見やすい位置に掲示しなければなりません。
このように、パーキング・メーターとパーキング・チケットでは使い方に違いはありますが、いずれも「短時間駐車の需要に対応するため、道路状況、交通への影響や支障などを勘案して、駐車枠で指定した場所・方法に限り短時間駐車を認める」(警視庁)ために設置されるもので、「時間制限駐車区間」という正式な呼称は共通です。
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