青森が世界屈指の場所に!? 米軍ステルス戦闘機各タイプ日本に集結! 米以外では唯一か

アメリカ国防総省が2024年7月、在日米軍に最新の戦闘機を配備すると発表しました。これによると、沖縄県の嘉手納基地、青森県の三沢基地、そして山口県の岩国基地に新型機が来るとのこと。これにより日本は世界屈指の場所になる模様です。

日本に続々と来るアメリカ軍の最新戦闘機

 近年、中国の軍事力増強が著しいなどの影響から、東アジアの安全保障環境は厳しさを増しています。こうした状況下、日本に展開する在日米軍の戦闘機に関して、その作戦能力を維持することは、日本を含めた東アジアの国家安全保障の観点からも極めて重要です。

 しかし、2024年現在、配備されているF-16やF-15などといった戦闘機は、いずれも開発から50年以上が経過し、老朽化が著しく進んでいます。そこで、アメリカ空軍と海軍は、嘉手納基地(沖縄県)、三沢基地(青森県)、岩国基地(山口県)に最新鋭戦闘機を配備する計画を発表しました。

 この計画は、在日米軍の作戦能力を飛躍的に向上させるだけでなく、東アジア全域に戦争抑止を働きかける意味でも大きな役割を果たすものと言えるでしょう。

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空母「ジョージ・ワシントン」から飛び立とうとするアメリカ海軍のF-35C「ライトニングII」(画像:アメリカ海軍)。

 嘉手納基地には、現在F-15C/D「イーグル」戦闘機が配備されていますが、これらはすでに退役が始まっており、その数は減りつつあります。このF-15の後継機として配備される予定なのが、F-15EX「イーグルII」です。

 一見するとF-15からF-15なので変わっていないように思えるかもしれませんが、F-15EXは、最新鋭レーダーや電子戦システムなどを搭載し、従来のF-15C/Dと比べ大幅に性能が向上しています。さらに、F-15C/Dは空対空がメインの戦闘機でしたが、F-15EXは対地・対艦を含む多用途戦闘機として様々な任務をこなすことが可能です。たとえば、射程の長い巡航ミサイルを搭載し、敵防空網の外から目標を攻撃することも可能で、そういった能力は新たに獲得したF-15EXならではのものと言えるでしょう。

 F-15EXは約48機が配備される予定であり、嘉手納基地は引き続き東アジアにおける重要な空軍拠点としての役割を担うことになります。

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