「ディズニークルーズ」果たしてお値段は…? 「40万人がクルーズ船に乗る」時代がくる? 想定プランを聞いた

あえて「最大規模になる船を選んだ」

 クルーズへの参入に当たって14万総トン超となる「ディズニー・ウィッシュ」級を採用した理由についてオリエンタルランドは「需要や収益性の観点から総合的に検討して最大規模となる船を選んだ」と説明します。

 同社は、日本国内のクルーズ人口が年々増加傾向にあることから、さらなる成長が見込まれると予想。ファミリーや若年層をターゲットとしたクルーズとして、ディズニークルーズ特有の魅力を活かし、日本のクルーズ市場を開拓する余地が十分にあると判断しました。

 船のスペックは「ディズニー・ウィッシュ」と同等ではあるものの、「船内の一部施設の内容やデザイン、食事の内容、エンターテイメントの内容は既存のディズニークルーズとは異なる点が出てくる予定」(オリエンタルランド)だといいます。

 すでに竣工している「ディズニー・ウィッシュ」の船上にはマーベル作品や「アナと雪の女王」などをテーマにしたダイニング、ディズニーミュージカルの上演を行う劇場、さらにはウォーターコースターのようなアトラクションまで設けられています。現時点で詳細は未定であるものの「日本ならではのオリジナルな内容も盛り込みたいと考えている」としています。

 就航する航路は首都圏を発着する2-4泊程度の周遊クルーズがメイン。プランについてオリエンタルランドは次のように話します。

Large 240730 disney 02

拡大画像

オリエンタルランドが日本導入を発表したディズニークルーズのイメージ(画像:オリエンタルランド)。

「クルーズ代金は、一部の体験や飲食代を除き、キャラクターとの没入感あふれる体験、ラグジュアリーなダイニングからカジュアルダイニングまでの幅広いラインナップの食事やプール、レクリエーションなどを含んだオールインクルーシブを想定している。最も多い客室タイプで1人1航海あたり10-30万円台の幅広い価格帯を用意する方向で検討中だ」

 また、周遊クルーズだけでなく、「国内外の港も含むバリエーションに富んだ航路も検討」しているといいます。

【エントランスからすげえ…】これが「ディズニークルーズ」の船内です(画像)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。