LCCのビジネスモデルが影響を与えた、京成電鉄の「空港アクセス特急」増発

朝6時から新千歳、那覇、松山……

 成田を拠点にするLCC2社の出発時刻です。

6:00新千歳、6:10那覇、6:15松山、6:30関西、6:35新千歳、6:45福岡、7:00高松、7:15新千歳、7:40新千歳、7:45那覇、8:00那覇、8:05松山、8:20那覇、8:30大分、8:35福岡……。

 早朝6時から、続々と各地へ飛び立っていきます。また夜も23時に着陸が締め切られる間際、21~22時台到着の便が多いのが特徴です。

 成田拠点のLCC2社は国内線の場合、30分前に搭乗手続きが締め切られるので、余裕を考えると出発の45分~1時間前には空港へ到着したいところ。しかし成田空港へ公共交通機関で早朝に到着するのは、簡単ではありません。同様に、夜遅くに成田空港を出て自宅までたどり着くのも、簡単ではありません。周辺のホテルに前泊、後泊が必要となると、LCCの安さが薄れてしまう場合もあるでしょう。

 そんな状況で運転される、京成の早朝・深夜の臨時列車。LCC利用者にとってありがたい存在なのです。この列車のおかげで、埼玉県の大宮駅や神奈川県の桜木町駅からでも始発で出れば、7:00発高松行き以降の便に乗ることができます。

 なので早朝、深夜だけのちょっと変わった臨時列車ですが、2012(平成24)年に成田空港へLCCが就航して以来、毎年夏季に運行されている人気列車だったりします。

 ちなみにLCCの出発が早朝に多いため、東京駅1:30発、成田空港3:30分着といった「夜行便」のバスも運転されています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 始発時刻に加えて上野成田56分という速さは特筆に値する。しかしこれでは成田3タミの遠さによる時間増に対応できず、夏休みの混雑時には乗り遅れてしまう。
    そこでこのスジをスカイライナーにして、この列車に限り早割特急券600円プランという破格プランを作り、20分の早着を実現する。LCC利用者は予約も早いから両立できるし、京成も1列車たり25万円の増収が見込める。